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U=U達成をめざしましょう

U=Uという考え方があります。
治療を継続し、U=U達成をめざしましょう。

  • U=Uとは、治療によって血液中のウイルス量を検出限界値未満(Undetectable)に継続的に抑えていれば、性行為をしても感染させない(Untransmittable)状態をいいます1-4
  • U=Uを達成するには受診を忘れず、適切に治療を続けていくことが重要です。

抗HIV薬による治療により血中のウイルス量が検出限界値未満を6ヵ月以上持続できている方は、性行為によって他の人に HIVが感染するリスクはありません。
受ける治療薬の種類にもよりますが、ウイルス量が検出限界値未満になるにはおよそ6ヵ月かかります。
HIVを持続的かつ確実に抑え込むためには、適切な治療薬をきちんと決められたとおりに服薬することが必要です。

https://www.niaid.nih.gov/diseases-conditions/10-things-know-about-hiv-suppression 2024年6月27日閲覧

U=Uという考え方があります。治療を継続し、U=U達成をめざしましょう。

U=U Japan Project U=Uって何 より一部改変 https://hiv-uujapan.org/summary/ 2024年6月27日閲覧
山口 正純: JaNP + News Letter 2019 No.40
https://www.janpplus.jp/uploads/NL_vol40_web.pdf 2024年6月27日閲覧

ただし、服薬アドヒアランスが低下している期間や、治療を中断している期間には性行為によって感染させる可能性はあります。また、血中ウイルス量を検出限界値未満に抑え続けていても、他の性感染症の感染は防ぐことはできないため、以下のような場面では注意してください。

日常生活での注意

相手の人への影響

  • 献血はしてはいけません。
  • 妊娠や出産に関することは医師に相談しましょう。
  • 体液が相手の粘膜や傷口に触れないよう、歯ブラシやかみそりの共有を避け、正しくコンドームを使用してセックスをしましょう。
相手の人への影響

あなた自身への影響

  • U=UはHIVについてだけですので、B型肝炎やクラミジア、淋菌、梅毒などの他の性感染症が感染する可能性があります。その場合、からだの免疫システムに異常が起こったり病気が進行したりすることがあるので正しくコンドームを使用してセックスをしましょう。
あなた自身への影響

他に気をつけることは?

以下の点を心がけてください。

  • 服用中は定期的に診察を受けてください。医師の指示なく、自分の判断で服用を中止したり、服用方法を変えたりしないでください。
  • 薬を他の人に渡してはいけません。