シュンレンカによる
治療を受けられる方へ
本Webサイトは、シュンレンカによる治療を受けられる方のために作成されたものです。
シュンレンカの特徴や治療方法、服用や皮下注射を忘れたときの対処方法、副作用、治療時の注意事項などを掲載しています。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療薬は目覚ましく進歩し、近年ではほとんどの患者さんがHIVのウイルス量を持続的に抑制できるようになりました。
しかし、抗HIV薬の使用を続けているうちに効果が低下して、HIVのウイルス量が増えてしまう患者さんもみられます。
抗HIV薬の効果が低下してしまう大きな理由の1つは、抗HIV薬の使用を続けているうちにHIVが変異し、治療に使用している抗HIV薬が効きにくくなったり効かなくなってしまったりすること(耐性)が起こるからです。
シュンレンカは、これまでに使用していた抗HIV薬に耐性となったHIVに対してもこれまでの薬とは異なる作用により効果を示す新しい作用の治療薬です。
シュンレンカを治療に用いる場合には、必ず他の抗HIV薬を併用しなければいけません。錠剤と皮下注射剤があり、治療スケジュールも、従来の抗HIV薬とは大きく異なります。
シュンレンカによる治療を行うにあたっては、状況にあわせた医学的な判断が必要となるため、主治医や看護師、薬剤師の説明をよく聞き、指示にしたがってください。
シュンレンカの服用や皮下注射についてわからないことがあれば、必ず主治医や看護師、薬剤師の説明をよく聞いて理解し、指示を守ってください。